性感染症(性病)に対する知識を持ちましょう!

性感染症は正しい知識を持てば予防できるものなので、
主な性感染症の正しい知識を持ちましょう。
HIV感染症/エイズ
粘膜や目に見えない傷口からエイズウィルス(HIV)が感染します。
フェラチオなどオーラルセックスも含めた性行為によって感染します。
感染初期には発熱、のどの痛み、だるさなど
インフルエンザに似た症状が出ることもありますが、
その後は数年にも及んで無症状になります。
そして発症してしまうと免疫力が低下し、
健康体では大丈夫なカビなどによってさまざまな疾患を引き起こし、
最悪は死に至ってしまいます。

クラミジア感染症
日本で最も感染者の多い性感染症。
クラミジアは細菌とウィルスの中間の微生物で、
フェラチオなどオーラルセックスも含めた性行為によって感染します。
自覚症状はおりものが少しある程度で、感染しても気づかないことが多いです。
しかし、放置しておくと不妊や流産の原因になってしまいます。
また、HIVなど他の感染症に感染しやすくなります。
淋病
フェラチオなどオーラルセックスも含めた性行為によって感染します。
男性の場合ははっきりと自覚症状がありますが、
女性の場合はおりものが少し増える程度で、あまり自覚症状が無く、
放置しておくと子宮内膜炎や卵管炎を引き起こし、
不妊症に至ることもあります。
梅毒

フェラチオなどオーラルセックスも含めた性行為によって感染します。
口に梅毒の病変部分がある場合は、キスでも感染します。
梅毒に感染するとHIVにも感染しやすくなります。
初期では微熱や発疹、進行すると硬いしこりやこぶが出来、
最終的には認知症状態(脳梅毒)や歩行障害まで至る怖い病気です。
膣トリコモナス症
トリコモナスは細菌やウイルスではなく原虫という虫の一種で、
感染すると膣に炎症を引き起こします。
外陰部の痒み、黄色っぽい泡状のおりものの増加、排尿痛など
比較的強い症状が現れます。
放置すると不妊症に至ることもあります。
性行為(本番行為)で感染しますが、
それ以外(下着、タオル、便器、浴槽など)にも感染経路があります。
性器ヘルペス
ヘルペス単純ウイルスというウイルスに感染することによって起こる皮膚疾患。
外陰部を中心として多数の水ぶくれができて、痛みや発熱を起こします。
でも大半の人は感染しても自覚症状がありません。
フェラチオなどオーラルセックスも含めた性行為によって感染します。

尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルスの感染によって、
外陰部、肛門の周囲に米粒くらいの大きさのイボがたくさん現れる病気です。
フェラチオなどオーラルセックスも含めた性行為によって感染します。
性器カンジタ症
カンジダ属の真菌(カビの一種)によっておこる、女性に多い疾患。
チーズ状のおりものの増加、外陰部のかゆみなどの症状が出ます。
もともと体内に持っていることが多い菌で、
体調不良や免疫力低下によってそれが増殖すると発症します。
性感染症として挙げられている病気ですが、
性交渉による感染は5~10%しかありません。

性感染症の診断
症状があまり出ない性感染症も有りますが、
放っておくと他の性感染症に罹ったり不妊症になるなど
怖い病気です。
そして何より、大事な人に感染してしまう恐れもあります。

婦人科に行きにくい人には、

性感染症の予防

妊娠を希望している時以外は、
出来る限りコンドームを使用しましょう。
コンドームにも色々種類があるようです。